機能回復修理・レストア

修理について
・自社製パーツのご紹介
新着!Canon 50/1.2中玉再製作致しました。
ハッセルCFレンズ用に真鍮製フォーカスリングを製作致しました。
・カメラケースの補修
・ニコンF3「液晶表示薄い」修理

修理コラム
・シャッター幕交換の必要性
・ライカM型 巻上げトルク測定

機能回復修理(オーバーホール)/レストア

Repair/Restoration
オーバーホールとは、基本的には「機能の完全な復活を目的とした修理」のことを言います。特にお客様から指定のない限り、外観に関しては出来る限りの清掃を行うのみで、傷等は機能に関係しない限り現状のままとなります。

オーバーホールに加えて外観の美しさにもこだわる場合には、塗装や部品交換などを含めたフルレストアを行います。これにより、旧型カメラを新品時と同様の外観と性能に近付けます。作業内容はお客様がどの程度までこだわるかによって変わってまいりますので、詳しくは修理をご依頼の際にご相談下さい。
ヘリテージレザーストラップ
Heritage Leather Strap


ハッセルブラッドの修理
Hasselblad Repair
ハッセルブラッドの修理もお受けしています。


自社製パーツのご紹介
※一例です。この他にも多数のパーツを自社で製作しております。

Kanto-made Parts
旧型カメラをレストアする上で最大の難関は、技術もさることながらパーツの確保です。
メーカーの部品保有期間が切れたパーツに関して、弊社では必要であれば、またコスト的な問題をクリア出来れば、各種メカニズムをチェックの上でオリジナルと変わらないパーツの新規製作を行って対応しています。
Canon 50/1.2(L) 中玉を再製作しました  
このLマウントCanon 50/1.2は中玉が曇っている個体が非常に多くみられます。
このクモリはガラス自体の風化に因るもので、清掃や研磨をしてもまた曇ってきてしまうため、修理するには中玉を交換するしか方法はありません。
弊社では以前より中玉を再製作して修理を行っておりましたが、部品を使い切ってしまい暫く修理をお受けすることが出来ずにおりました。 この度ようやく再製作にこぎつけ修理受付を再開致しましたので、このレンズのクモリでお困りでしたら、修理のご依頼をお待ちしております。
ハッセルブラッド CFレンズ用
真鍮製フォーカスリング
 

交換修理の他、こちらのリングは販売もしております。詳しくはこちらのページをご覧ください。


ハッセルブラッド Planar80/2.8C用シャッターリングプレート
 

交換修理の他、こちらのプレートは販売もしております。詳しくはこちらのページをご覧ください。

ライカレンズ用真鍮製フォーカスノブ
 

真鍮製のフォーカスノブです。真鍮の上からブラックペイントしたものの他、真鍮むき出しのタイプもご用意しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
※こちらはパーツのみの販売は行っておりません。

Leica IIIf用アイピース
 
部品代は2,000円(税抜)です。
※こちらのパーツは販売もしております。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
Leica IIIg用アイピース
 
部品代は2,000円(税抜)です。
※こちらのパーツは販売もしております。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
オリンパス ペンFT用 接眼枠
 
部品代は4,000円(税抜)です。

※パーツのみの販売は行っておりません。交換をご希望の場合には修理としてお受け致します。接眼枠交換のみの限定修理の料金は部品代を含めて12,000円
(税抜)になります。

※ペンF用の接眼枠は部品が無くなりました。

カメラケースの補修
Leather Case Repair
古くなったカメラケースのレザー補修をお受けしています。詳しくはこちらのページをご覧ください。


ニコンF3の「液晶表示薄い」修理
F3 LCD Panel Repair
ニコンF3の欠点の一つである「液晶表示が全体的に薄くなる」という症状(故障)に関して、 弊社独自の修理方法を構築し、限定修理7,000円(税抜)でお受けできるようになりました。
オーバーホールと同時にこの修理を行う場合には、OH料金+3,000円(税抜) にて承ります。

※液晶表示が全体的に薄い状態でしたら、ほとんどの場合において弊社独自の修理方法で直りますが、故障原因によりましては弊社の方法では直らない場合もございます。その場合には別途お見積りさせていただきます。


ライカM3のファインダー修理
Leica M3 Viewfinder Repair
LEICA M3 ファインダー再生ビーム・スプリッティング・プリズム再生
お客様のファインダーを再生し、M3のファインダー視認性の回復を目指した処置を行います。 処置内容はファインダーの状態により異なりますが、ファインダーブロックを分解して内部のゴミを取り、外観を隅々まできれいに磨くだけでも充分に綺麗になります。その他、必要に応じて再研磨・再コート、ハーフミラーの交換(当社製)、ファインダー内のパーツを貼り直す等の処置を行います。
この他、ペンタプリズムミラーの再蒸着、表面 ミラーやハーフミラーの新規製作も行っています。
ファインダー再生

再生

再生後
ビーム・スプリィティング・プリズム  接着面の 剥がれ

再生前

再生後

レンズ修理
Lens Repair
レンズ再コーティング(シングルコート)
レンズの再コーティング(シングルコート)も行っています。 
レンズの貼り直し・芯出し
自社製作の治具を使用して、貼り合わせレンズの芯出しも可能です。 


バルサム剥がれ
 ⇒


貼り直し・芯出し後
MTF測定機
レンズ性能を評価する要因の一つであるコントラストを測定する器機です。この測定器を使い、レンズの中心と周辺でのコントラストを測定します。
ライカ社での講習では「MTF測定器無しで修理されたレンズは最早ライカレンズでは無い」と教えられました。弊社では、ライカ社に準ずる修理規格での修理は勿論の事、弊社独自に定めた、より厳しい規格にて修理を行っております。

コリメーター
コリメーターで、無限遠の検査や調整を行います