関東カメラの修理
関東カメラでは撮影機能の回復を目的とした修理やオーバーホール(分解清掃)を提供しております。

- ライカの修理・オーバーホール
- ライカのファインダー修理
- ライカM6/M4-Pのフレームライン除去
- ペンタプリズムの再蒸着
- レンズMTF測定機
- レンズの貼り直し・芯出し
- レンズの再コート
- ライカ バリオエルマー R 80-200mm 中玉のクモリ除去
- キヤノン 50mm f1.2 (L39)中玉の交換
- ライカ ズミルックス 35mmのフォーカスノブ交換
- ハッセルブラッドの修理
- その他機械式カメラの修理
●Leicaの修理・オーバーホール
修理やオーバーホールを行うには、正しい知識と確実な技術に加え、適切な工具や測定機が必要不可欠です。弊社ではメーカーで技術講習を受けた技術者、及び同等の技術を学んだ技術者が修理を行っております。また、メーカーの純正工具に加えて弊社独自に製作した専用工具、各種測定機を使用し、メーカー基準に改良を加えた弊社独自の厳しい基準でオーバーホールや修理を行っております。また、新しい機械や技術を積極的に取り入れ、常に修理技術の向上に努めております。





クラシックカメラ・レンズのオーバーホールや修理を行うには、技術もさることながら部品の確保も最大の難関の一つです。弊社ではメーカー純正(オリジナル)の部品も在庫しておりますが、旧型故に入手出来ない部品も多くありますので、必要であれば、またコスト的な問題をクリア出来れば、各種メカニズムをチェックの上で新規製作を行って対応しております。弊社の理念と致しまして「実用としての修理を行なう」と考えておりますので、必要であればオリジナルではない部品を使用して修理を行う場合がございますことをご理解下さいますようお願い致します。
外装部品についても、オーバーホールの作業の中で出来る限り清掃致します。但し、傷等については機能に関係しない限り、またお客様から指示がない限り、基本的に現状のままとしております。
注:部品の販売は行っておりません。
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●Leica ファインダー修理
ファインダーの視認性の回復を目指した修理を行っております。
オーバーホールの作業の中でファインダーブロックの外側を綺麗に清掃するだけでも充分に改善します。その他、必要に応じてプリズムの再コート、バルサム再生、バルナック型はハーフミラーの交換等の処置を行います。
実際の処置内容はファインダーの状態により異なりますので、カメラの状態を拝見した上でどのような処置が必要か判断させて頂いております。
この他、ミラーやハーフミラーの新規製作も行っております。
ファインダーの再生
再生前
再生後
ビーム・スプリィティング・プリズムの再生(接着面の剥がれを再生)
再生前
再生後
●Leica M6/M4-P
ファインダーのフレームライン除去
例えばM6の場合、35mmフレームと一緒に出る135mmフレームを表示しないようにすることが出来ます。
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●ペンタプリズムの再蒸着
Leicaflex SL/SL2
Nikon F/F2等
ペンタプリズムの再蒸着を行っております。
但し、蒸着浮きが発生しているプリズムはガラスまで侵食している可能性があり、再蒸着を行ってもあまり綺麗な仕上がりにならない場合がございます。プリズムの状態よっては再蒸着をおすすめ出来ない場合もございますので、状態を拝見の上で受付の可否をご案内させて頂きます。
再生前
再生後
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●レンズMTF測定機
レンズ性能を評価する指標の一つであるコントラストを測定する装置です。この測定機を使い、レンズの中心と周辺でのコントラストを測定します。 ライカ社での講習では「MTF測定器無しで修理されたレンズは最早ライカレンズでは無い」と教えられました。弊社では、ライカ社に準ずる修理規格での修理は勿論の事、弊社独自に定めた、より厳しい規格にて修理を行っております。

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●レンズの貼り直し・芯出し
自社製作の治具を使用して、貼り合わせレンズの芯出しを行っています。
バルサム剥がれ(処置前)
芯出し・貼り直し後
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●レンズの再コート(再コーティング)
1940-1950年代のレンズは内部のレンズにソフトコートが施されているものがあります。ソフトコートは柔らかいコートですので、清掃することで剥がれてしまうことがあり、市場では既にコートが剥がれてしまっているレンズも見られます。
弊社でこの年代のレンズをオーバーホールする際は、必要に応じてオリジナルのコートと同等のシングルコートを適切に施しております。
※マルチコートは行っておりません。
コートに傷が入っているSummicron 50mm 沈胴
(処置前)
再コート後のSummicron 50mm 沈胴
コートが剥がれているSummarit 50mm
(処置前)
※矢印の部分をご覧下さい。コートが剝がされている為、白く反射して見えています。
再コート後のSummarit 50mm
真空蒸着機(レンズコート用)
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●Vario-Elmar-R 80-200/4
中玉のクモリ除去
Leica Vario-Elmar-R 80-200mm f4によく見られる中玉(G9/10)の貼り合せ面のクモリは、貼り直すことで改善させる事が出来ます。これにより発売当時に定価30万円以上した高性能レンズを良い状態で使用することが出来ます。

このページのトップヘ戻る●Canon 50mm f1.2(L39)
中玉の交換
Canon 50/1.2(Leicaスクリューマウント)は中玉にクモリが発生している個体が非常に多くみられます。このクモリはガラス自体の風化に因るもので、清掃や研磨を行って一時的にキレイになったとしても、しばらくすると再発します。このクモリを解決する為には、中玉を新しい部品に交換するしか方法はありません。
弊社では再製作した中玉に交換する修理を行っておりますので、このレンズのクモリでお困りでしたら、修理のご依頼をお待ちしております。

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●Leica Summilux 35mm f1.4等
フォーカスノブ交換
プラスチック製のフォーカスノブ(つまみ)が割れてしまうことが頻繁にあります。割れてしまった場合には、当社で製作したフォーカスノブへの交換が可能です。
オリジナルと同じ形状のフォーカスノブを真鍮で製作し、ブラックペイントを施したものになります。ブラック以外のカラーにペイントすることも出来ますし、ペイントせずに真鍮むき出しままのフォーカスノブを取り付ける事も可能です。
Summilux 35/1.4以外のレンズへの取付をご希望の場合には、レンズの機種名・バージョンとシリアルナンバーをお知らせください。
※追加加工が必要な場合や、オーバーホールが必要な場合がございます。
※レンズ鏡筒の径がSummilux 35/1.4と大幅に異なるレンズへの取り付けは出来ません。また、鏡筒内部の構造に因り取り付け出来ない場合があります。


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●Hasselbladの修理
ハッセルブラッドの調整治具をいくつかご紹介致します。
シャッター試験機
ボディのセット角ゲージ
レンズのセット角ゲージ
ハッセルブラッド Planar80mm f2.8C用シャッターリングプレート
プラナー80/2.8Cのシャッターリングプレートは、下の写真の様に数値が薄れて見え難くなっている個体が多い為、自社で製作した部品をご用意しております。プレートの交換修理をご依頼頂く事も出来ますし、こちらのプレートは販売もしております。購入をご希望の場合には、こちらの販売ページをご覧ください。
数値が薄れてしまっているプレートの写真

新しいプレートに交換した後の見本写真

ハッセルブラッドのレザー貼替え
似たシボの人工レザーに貼替えをお受けしております。
貼替え前(レザーが縮んで隙間が出来てしまっています)


貼替え後


●その他機械式カメラの修理
Nikonレンジファインダーカメラ
Canonレンジファインダーカメラ

Rollei35

この他、Canon旧F-1等も修理をお受けしております。